「青嵐とか訳の分からない族に入ってたから、こうなったんだ……っ」 違う。 青嵐の皆は優しいよ。 すごく春ちゃんのことを思ってるよ。 悪いのは全部私なんだから、青嵐のことは悪く言わないで。 なんて私の心の声が聞こえる訳もなく、時間だけが過ぎていった。 「美代子、今日はもう帰って明日にまた来よう」 え、やばい。 隠れなきゃ。 私は近くにあった鉢に植えてある木の後ろに、あの人たちがいなくなるまで隠れた。