私は、目の前の光景に目を疑った。 なんで…‥っ ねぇ、なんでなの? なんで、春ちゃんが倒れてるの? 愛菜「は、るちゃっ」 なんで私なんかを庇ったの? 春斗「ね…えちゃっ…が、ぶじでよかっ、た」 春ちゃんは途切れ途切れにそう言って、目を瞑った。 私の…‥私のせいで‥…っ 愛菜「いやぁぁぁぁぁぁっ」 私は涙を流しながら力なく倒れ込み、嵐が黒川を殴っているところがうっすらと見えた。 そこで私の意識は途絶えた。