そんな‥…‥……。

嘘だよね?

光くんの顔は真剣だったから、とても嘘ついてるとは思えなかった。

光「ごめん。なにか奢るから、また暇なときメールして」

そう言って、メアドが書かれた紙切れを渡された。

愛菜「ちょっ、ま‥…」

私の返事など聞かずに控え室を出ていった。

え、これはもう決定事項ですか。

メールしないわけにもいかないよね。

なんで私がこんな目に‥………。

……でもいつまでも根に持ってても仕方ないから、キスのことは忘れよう。