愛菜「は、春ちゃん。他の皆は?」 春ちゃんの方を見てみるけど、春ちゃん以外は誰もいない。 春斗「あー、姉ちゃんがいなくなったのに気付いたのが俺だけで焦ってたから皆に言うの忘れちゃった」 そう言ってペロッと舌を出す春ちゃん。 でも、それだけ必死に探してくれたんだね。 そう思うと、胸がキューッとした。 愛菜「探してくれてありがとう。花火は2人で見よっか」 多分、春菜たちはもう花火を見ていると思うし。 私たちは、はぐれないように花火を見れそうなところに移動した。