一瞬にして、頭が真っ白になった
寒くも無いのに、ガタガタと激しく体が震えだす
―――フジバヤシ・・・ヨシキ
頭の中でニュースの声が木魂する
間違いじゃないかと、何度も何度もその名前を頭の中で鳴らす
だけど、当てはまる人は―――
呼吸が苦しい
何も考えられない
「今の・・・フジバヤシって・・・」
お母さんが真っ青な顔で私の顔を見つめる
その姿を見て、さっきの言葉は聞き間違いじゃないんだと知る
だけど
違う
きっと違う
・・・ヨシキじゃない
私のヨシキじゃない!!
心の中でそう叫んで、無我夢中で家を飛び出した



