いつも同じ空の下で



それから、結局明日一度来てほしいという事だったので

次の日にユウキと、いつものスポーツ店に向かった


初めてだったから緊張したけど、あっさり来週から来てください。と言われて驚いた






―――・・・





「いらっしゃいませ」




それからは、放課後は週4回のペースでユウキとスポーツ店のレジで働いている

いつもお客さんとして来ていた店で働くのは、なんだか不思議な感じだったけど、みんないい人達でホッとした




「ジュリちゃんごめ~ん、この商品、品出ししてもらえる?」

「は~い」



副店長の山さんが申し訳なさそうに、沢山の段ボールを台車に乗せてやってきた

ニッコリ笑って返事をして、新しく入った商品を段ボールから出して棚に並べていく

今日は特別多くて、段ボールがレジの横に山積みになっていた


ここじゃお客さんの邪魔になるな・・・




「ごめんユウキ。これバックヤードに持って行くから、レジお願い」

「わかったよ~」



レジにいたユウキに一言断って、段ボールをよいしょと持ち上げた




「重っ・・・」




部活やってた時はこんなの簡単に持ち上げてたのになぁ

筋肉落ちてきたなぁ



そんな事を思いながら、ヨロヨロと歩きながらバックヤードに段ボールを運んでいると