いつも同じ空の下で



ヨシキを、こんなにも好きなのに

側にいる事もできない

会いたくても会えない

話したい事も、沢山あるのに――





『変わらないモノなんてない』





そう言ったヨシキ


じゃぁ、いつかヨシキも私から離れていくの?


他の女の子の名前を呼ぶの?

他の女の子と手を繋ぐの?

他の女の子を見つめるの?

他の女の子とキスをするの?




そんなの耐えられない




でも

もうあの頃にはきっと戻れない

すぐ側で笑い合っていた日々には、もう



4年という月日は恐ろしく長い

『何か』が変わるには十分な長さ



傷ついた時

悲しい時

寂しい時


ヨシキの横にいてくれる人はきっと、遠くにいる私じゃなくて

近くにいる『誰か』なんだ



それを私は知る事はなくって

例え待っていたとしても

帰ってきた時、ヨシキの隣にいるのは

誰か他の人かもしれない