朝起きる時間になって学校を休もうと思ったけど、お母さん達が心配すると思い自分を奮い立たせてベットから起きあがった




洗面所で顔を洗い、頭を切り替える

ふと鏡を見ると、首元に光るハートのネックレスに目が行く




キラキラと私の心とは裏腹に輝くネックレス

ヨシキから貰ったクリスマスプレゼント

あれから、肌身離さずつけている



でも今はそれを見るだけで、また息が詰まりそうだった



目が真っ赤に腫れていて、少しクマができている



「ぶっさいく・・・」



鏡の中に映る私にそう呟いて、部屋に戻って支度を始めた





ベットの上では携帯がまた忙しなく光っている

私は携帯を取り、電源を落とした



話し合わなきゃいけないのは分かっている

いつまでも、こんな逃げる様な事できない

それでも、今は何も聞きたくなかった

今にも壊れてしまいそうな心を保つので、精一杯だったから




それから、真っ赤な目を見られたくなかったから

朝ごはんも食べずに学校へ向かった