あれから私は何もする気が起きず、部屋に閉じこもっていた
気がついたら夜も明け、空がうっすら明るくなってきた
私一日中泣いてたんだ・・・・
明るくなってきた空を見上げてヨシキの事を思う
夜な夜な考えたけど、どうするのが一番いいかなんて分からなかった
――ヨシキは、どうしたいんだろう
昨日のヨシキの話を思い出す
決心した様に輝く瞳
私に襲い掛かる現実
先の見えない未来
きっと、あの言葉の続きは『終わり』だった
私達の別れが見えた
この時の私にとっては
4年という月日は、途方もない程長いものに感じた
それはもう、永遠の様に―――
ふと、絶えず震えている携帯に目をやる
着信を知らせるランプがチカチカと光っている
着信履歴を開くと『ヨシキ』という文字が並んでいた
きっとメールも沢山来てるんだろうな
そう思ってメールを開こうとしたけど、怖くなって止めた
怖い
未来へ進むのが怖い
目の前は真っ暗で一筋の光も見えない
時間が戻ればいいのに
出会って楽しかった日々に
何も考えずに隣で笑っていた日々に
私達は今、どこへ向かっているんだろう
そんな事を思いながら朝日を見つめた



