私の問いにも、答えずに唇を噛みしめるユウキ
覗き込んでいた顏を上げて、ヨシキとハヤトの顏を交互に見る
目を伏せたままのユウキは、以前の様な元気さはなく
顔は青ざめている様にも見えた
でも目は真っ赤に腫れていて、頬には涙がつたった痕が見えた
不安が心の中でムクムクと大きくなり、耐え切れずもう一度声を掛けようとした時
「入って」
今にも消えそうな声でそう呟いたユウキ
そして、クルリと体を家の方に向けて階段を上がって行った
首を傾げながら、後を追う様に家の中に入る私達
家の中はシンっとしていて、ユウキ1人だと分かった
久しぶりに入るユウキの部屋は、昔と全く変わってなかった
真っ白の壁の部屋に、温かみのある木でできたベットと勉強机がポツンと置いてある
床にはチョコレート色のカーペットが敷いてあった
ユウキらしい、シンプルな部屋



