その言葉を聞いて、思わず足を止める
「え!? それで!? 風邪大丈夫なの??」
ハヤトからの突然の言葉に驚きながらも、嬉しくって思わず携帯をギュッと握りしめた
ユウキ、風邪治ったのかな?
心配かけた事、謝らせてやる!
今まで心を覆っていたものが一気に晴れ渡り、無意識に頬が上がる
しかし、次のハヤトの言葉を聞いて、再び心は地に落ちる
『それがさ・・・様子が変なんだよ』
「――変? 変って、どういうこと・・・」
『なんか放心状態というか・・・とにかく今からユウキの家に行かねぇ?』
ハヤトの言っている事が全く理解できなくて、グルグルと頭の中が回る
それでも、聞かれた言葉に弾かれる様に返事をした
「行く!!」
◇
それから私とヨシキは、ユウキの家の近くの公園でハヤトと待ち合わせした
公園に着くとハヤトは既に着いていて、落ち着かない様子でベンチに座っていた
「ハヤト!!」
私達が声を掛けると、パッと顔を上げてこちらに駆け寄ってきたハヤト
その表情は固く、どこか曇っている
不安で押しつぶされそうになりながらも、冷静を装ってハヤトに詰め寄った
「ユウキ大丈夫なの?」
「――分からない」
ハヤトも混乱している様で、消えそうな声で呟いた



