掛けられたヨシキの声に導かれる様に前を向いた

すると、少し先に見える明かりに目を見開く




「わぁ・・・すごい」




その光景に思わず息をのんだ



広場の床は一面青い光で覆われていて

そこはまるで海の様にキラキラと輝いている

その青い光の両サイドには金色に輝く光が木に巻きつけられていて、まるで光のトンネルの様になっていた





言葉を無くしながら、ヨシキと手を繋いで足を前に進める



キラキラと光るイルミネーション

それは、言葉にならないくらい綺麗だった




しばらくすると、トンネルを抜けてアーチ状になった小さな広場に出た


その広場の壁には一面白色に光る電球が所狭しと輝いていた

まるで滝の様に、上から流れる様に垂れ下がっている


そして、広場の真ん中には大きなクリスマスツリーが飾られている

周りの光を反射して、ツリーの飾りがキラキラと輝いている




「すごい・・・綺麗」

「これをずっとジュリに見せたかったんだ、きっと喜ぶと思って」



周りの光を取り込んでキラキラと光るヨシキ瞳

綺麗なグレーの瞳が輝きを増す



「ありがとう。すっごく嬉しい」



ニッコリ笑いながらそう言って、私を見つめていたヨシキに勢いよく抱きついた