ーー♪♬ー♪
画面に出る『手塚編集長』の名前
「…はい、菅原です」
『大丈夫か?具合でも悪くなった?』
「いえ…このままの格好じゃ編集部にも行くに行けなくて」
『…なんだ、そうか』
ほら、と、トイレの入り口から編集長が見えた。
自分のスーツのジャケットを差し出し、
『これ、上に着ておけ。暑いかもしれないけど冷房きいてるから大丈夫だろ。スケスケよりましだ』
「……なんか、いかにも恋人っぽい。これ周りから怪しまれません?」
『大丈夫。うまくフォローするから』
この優しさが
この大人の余裕が
道徳に反する"不倫"を引き起こす原因だ。
と心底思った。
画面に出る『手塚編集長』の名前
「…はい、菅原です」
『大丈夫か?具合でも悪くなった?』
「いえ…このままの格好じゃ編集部にも行くに行けなくて」
『…なんだ、そうか』
ほら、と、トイレの入り口から編集長が見えた。
自分のスーツのジャケットを差し出し、
『これ、上に着ておけ。暑いかもしれないけど冷房きいてるから大丈夫だろ。スケスケよりましだ』
「……なんか、いかにも恋人っぽい。これ周りから怪しまれません?」
『大丈夫。うまくフォローするから』
この優しさが
この大人の余裕が
道徳に反する"不倫"を引き起こす原因だ。
と心底思った。
