桜吹雪

「私なんかさ、運動できないし…

お金持ちなわけでもないし…

勉強しかできることないからさ…」

「そんなことないよ。桃菜スタイル

いいし、可愛いからそれこそ

モデルとか…」

バサバサッ!!

「あ…ごめん…」

「いいよいいよ!」

「私スタイルいいって言われるけど

背ちっちゃいし…」

「そう?標準じゃない?」

実は昔、一回だけモデル目指した

ことあったんだよな…。

でも……彼氏に打ち明けたら

振られちゃったんだ。

「ありがとう…」

ガラッ

「疲れた〜!!桃菜!」

「わっ…どうしたの?」

「うち…体育祭実行委員になってもうた…」

「え、すごーい!!」

「もういやや…」

「なんで?」