桜吹雪

パシッと誰かに腕を掴まれた。

……緑君?

顔は混んでて見えなかったけど

緑君だと信じた。

そしてしばらく歩いて、緑君だと

思われる人は止まった。

「…み、緑君?」

「…悪いな、緑じゃなくて」

緑君ではなく翔君だった。