話し掛けると彼女は驚いた顔でこっちを見た。
「大丈夫か?」
再び話し掛けると彼女は少し黙ってから
「だ……大丈夫です!!」
と慌てて答えた。
でもその顔には潤んだ瞳と涙の跡があった。
「泣いてんの?」
「泣いてませんけど……」
彼女ははてなを頭に浮かばせて答えた。
こいつ……気づいてないんだな……。
「大丈夫か?」
再び話し掛けると彼女は少し黙ってから
「だ……大丈夫です!!」
と慌てて答えた。
でもその顔には潤んだ瞳と涙の跡があった。
「泣いてんの?」
「泣いてませんけど……」
彼女ははてなを頭に浮かばせて答えた。
こいつ……気づいてないんだな……。

![[完]Dear…~愛のうた~](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.781/img/book/genre1.png)