[完]俺様くんがスキなんです!!

「「おじゃましまーす」」

留衣と健人くんがやってきた。

「どうぞー」

私は着々と準備を進めている中風磨は……

「zzz……」

寝てるし!!

まぁ最近疲れてるのかな……

申し訳なくなって私は風磨の隣に行った。

風磨の寝顔なんて見たことあったっけ?

私よりいつも早く起きてるし……

ちょっとレアかも!!

なんて思って風磨の顔に手を触れた瞬間

ーグイッ

「キャ!!」

私は体制を崩して風磨の上に……

え?何が起こってるの……?

風磨の顔を見てみると……目ちゃんと開いてるし!!

「寝込み中を襲うなんてそんな技術どこで覚えた訳?」

風磨はいつの間にか悪魔みたいな顔で怪しく笑っていた。

「そ、そんなことしてない!!」
「へー……誰だっけ?俺の顔触ろうとした人」
「な!!起きてたのー!?」

私の顔絶対真っ赤になっているだろう……

風磨は私より遅く起きるなんてないのか……

「おいおい、熱いぞそこのお二人さん!!」
「せっかく私達が来たっていうのに二人の世界に入らないでよ!!」

留衣と健人くんに散々言われて私達はゆっくりとお互い離れた。


それから私達は4人でトランプやジェンガをやって大盛り上がり。

結果的に私が弱くてすぐ負けちゃうんだけどね……

で、罰ゲームをやって私の心ズタズタに……。

でも凄い楽しかったなー……

でもこれが私達4人幸せだったのは最後かもしれない……

私達の周りで何か起きてるなんて知らずに……

ましてや……明日事件が起こるなんて予想すら出来なかったんだろう……