「美紅……どうした?」
「………の……」
「悪りぃ、聞こえなかった」
「なんで怒ってるの……?」
美紅は涙を隠すように手で目を覆う。
「は?……俺怒ってないけど……」
「嘘だ!!だってさっきから顔見せてくれないし名前呼んでも無視するし……私何かしたかな……?」
美紅はその場でワンワンと泣く。
俺美紅に何勘違いさせてんだよ……
自分が虚しくなって美紅の手を片手で縛り美紅の瞼にキスを落とす。
「へ……?」
驚いたのか俺の顔を見る美紅。
「俺マジで怒ってねーよ?つか、美紅のこと家まで送ろうと思っただけだから。心配すんな」
「え……?」
「勘違いさせてごめんな?」
美紅を軽く撫でてから美紅の手をしっかりと握って美紅の家に向かった。
____________
「いないね……」
美紅の家には誰もいないらしい……
「じゃあ……俺帰るな?鍵締めとけよ?」
「うん……わざわざありがとね?」
「別に……じゃあな」
美紅に軽くキスを落として来た道を帰ろうとすると……
ーギュッ……
え……?
美紅に制服を掴まれた。
「美紅……?」
「………で……」
「え?」
「行かないで……」
「………の……」
「悪りぃ、聞こえなかった」
「なんで怒ってるの……?」
美紅は涙を隠すように手で目を覆う。
「は?……俺怒ってないけど……」
「嘘だ!!だってさっきから顔見せてくれないし名前呼んでも無視するし……私何かしたかな……?」
美紅はその場でワンワンと泣く。
俺美紅に何勘違いさせてんだよ……
自分が虚しくなって美紅の手を片手で縛り美紅の瞼にキスを落とす。
「へ……?」
驚いたのか俺の顔を見る美紅。
「俺マジで怒ってねーよ?つか、美紅のこと家まで送ろうと思っただけだから。心配すんな」
「え……?」
「勘違いさせてごめんな?」
美紅を軽く撫でてから美紅の手をしっかりと握って美紅の家に向かった。
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「いないね……」
美紅の家には誰もいないらしい……
「じゃあ……俺帰るな?鍵締めとけよ?」
「うん……わざわざありがとね?」
「別に……じゃあな」
美紅に軽くキスを落として来た道を帰ろうとすると……
ーギュッ……
え……?
美紅に制服を掴まれた。
「美紅……?」
「………で……」
「え?」
「行かないで……」

![[完]Dear…~愛のうた~](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.784/img/book/genre1.png)