入学式の日に私が道で迷っていると

「どーしたの?」

私と一緒の制服を着た男の子が立ってた
男の子が私の好きな人

私は涙目になりながらウロウロしてたから声を掛けてくれたんだと思う

「道に迷ってしまって」

「俺と同じ制服だから…一緒の学校だよね?」

「た、たぶん…」

「じゃあ一緒に行ってあげる」

その時の彼の笑顔は眩しすぎて
見た瞬間かっこいいって思っちゃた

彼は学校に着くまで私を元気付けようとしてずっと話ててくれたの

私は涙なんかとっくにひいてて
笑顔になっていた

学校に着くと彼は私の頭をなでながら

「よかった、君は笑顔の方が似合うよ
 今度は迷わずに来てね」

またあの眩しい笑顔
2度目の笑顔を見た時恋に落ちてしまった…

いや、違う…
きっとあの笑顔を見た時から好きになってたと思う