Sparkly days

「で、話を戻すけど、春からこっちで暮らすからよろしくね」

いつの間にかケーキを完食していたユーキがペコリと頭を下げた。

「困ったことがあったら何でも頼って」

サユ姉が微笑む。

「タカもそばにいるから大丈夫だと思うけど、俺達がいつでもサポートするからな」

その隣でマサ兄も微笑む。あたしに向けるドS顔とは全く違う優しい笑顔だ。ムカつく!

「ところでリク」

目の前の優しい笑顔から怪しいオーラが出始めた。……これヤバいやつ?

「模試の結果C判定だったって風の噂で聞いたんだけど?」

「ど、どこからそれを……」

キ、キター!!これ本格的にヤバいやつだー!!

冷や汗が吹き出したのがわかった。

「西高受かりたいんだよな?」

「は、ハイッ!」

「じゃあ冬休み中みっちり勉強な。俺が教えるんだから落ちるとかありえねーから」

出たー、ブラックマサ兄!

一見素敵なスマイルなのに隠しきれないブラック感!有無を言わせない強制命令。

終わった……。

あたしの冬休み……。

さようなら楽しい予定達……。

「もちろんタカもね。タカの成績だと心配はしてないけど、不安なところは潰しちゃいましょう」

サユ姉の言葉に少し救われる。勉強会あたし一人じゃなくてよかった。

「明日からの勉強会が楽しみだなー」

マサ兄……。

その黒い笑顔ヤメテー!!!