Sparkly days

ユーキはあたしのことを完璧に無視して、ちゃっかりタカの隣に座った。

「ちょっ、そこあたしの席!ユーーキー!」

「あーもう!わかったわよ」

平然と座っているユーキの肩を掴んでグラグラと揺さぶっていると、嫌そうな顔をしながら渋々席を詰めてくれた。
早速そこに座る。上機嫌で顔を上げると、黒い笑顔のマサ兄と目があった。

「今日は立ってたい気分なんじゃなかったか?」

偉そうに腕を組んで、ふんぞり返って見下ろしてくるマサ兄に思わず顔が引きつる。

「べっ、別に良いでしょ!?今は座りたい気分なの!」

なるべく顔を見ないように言い返す。

「ふーん」

上から痛いほどの視線を感じる。

「な、何?」

「別に」

改めてマサ兄の顔を見上げると、いやーな笑顔で見下ろしていた。

「もう!マサ兄ってなんでそんなに意地悪なの!?」

「意地悪なんかしてないだろ?からかってるだけだよ」

「同じことでしょ!?」

「リク」

マサ兄と言い争っていると、ユーキに名前を呼ばれて肩を叩かれた。

「何よユー……もごっ!」

「うるさいからちょっと黙って」

振り向いた瞬間口に何かを詰め込まれた。口の中に甘いクリームの味が広がる。