こいつらが言っていた屯所というところはそれ程遠い所ではなかった というかむしろとっても近い 「ここだ。」 斎藤は大きな門の前で立ち止まった 門の右手の柱には堂々と「壬生浪士組屯所」と書かれていた それを見た美土里は 「そうか・・・」 としか、言葉を発しなかった 元々2人とも無口なためそれと言って目立った会話もなくただ、ただ副長なるあの男を待っているのであった