風に舞う~美しく舞う魂たち~




「失礼します」


「万理ちゃん、どうしたんだい?」


「それが、この屋敷に猫が迷い込んでしまって・・・さっきまで追いかけていたんですがどこかに行ってしまって・・・」


「天井裏にいるんではないか?さっきから気配を感じているが・・・」


山崎は今の言葉を聞きさっと出て行ったようだ


「天井裏ですか!!さすがお侍さんですね!気配で分かるなんて!」


「いや、これぐらい当り前さ」


侍は上機嫌で美土里に答えた


美土里は天井裏に行くふりをして猫を捕まえ、その猫とともに座敷へ挨拶をしにいった


「枡谷さん!!捕まえましたよ!!」


「いや~かわいいねこはんやな~」


「ですね!かわいそうなのでご飯をあげてもいいですか?」


「ええよ。そうしてあげなさい」


美土里は猫にお礼の印としてたんまりと食べ物をあげ、かえしてあげた