「おじさ~ん!!いつものおさかな頂戴!!」
元気な町娘を演じていた
「おっ!万理(まり)ちゃん!いつもありがとよ!今日も別嬪さんだね!」
「もう!おじさんったら!ありがとう!」
「可愛い万理ちゃんには安くしちゃうよ!」
「ありがと!また来るね!!」
と楽しそうに会話をしながらも、沖田と斎藤の存在に気が付いていた
新選組は何も知らないはず・・・
なぜ、私を追いかけてくるんだ?
と美土里は内心疑問を感じつつも、二人を撒くための方法を考えていた
美土里が枡屋に到着するころには沖田と斎藤の姿はなくなっていた


