風に舞う~美しく舞う魂たち~




「一君、今聞こえた?」


「ああ。でも見当たらないぞ・・・」


それもそうだ。美土里はいつもとは違うのだ


だが、そんな美土里を見抜いた奴がいた


斎藤一・・・


「総司、あの女子・・・美土里じゃないか?」


「どれ?」


「ほら、あの魚屋の前にいる・・・」


「あの人ですか?全然違う人に見えますけど・・・それに着物着てますよ?」


「あいつが着物を着ていてもおかしくはないだろう」


「まあ、それもそうですね。もうちょっと近くに行ってみましょうか!」


そういって二人は美土里にそろりそろりと近づいた


美土里はというと・・・