そして、その六日後の文久三年九月二十五日に壬生浪士組は新選組へと名前を変えた
芹沢がいなくなったことにより、新選組の全権は近藤勇に渡った
土方はまず、以前から監察に調べさせていた間者を静粛することにした
「近藤さん、新選組の間者を明日静粛したいと思うんだが・・・」
「そうか・・・すまんなトシ。こんな頼りない局長で・・・」
「そんなことないさ。近藤さんがいるから頑張れるってものさ」
「そうですよ~~」
そこに、スパーンと障子を開けて入ってきたのは一番隊隊長の沖田総司だった
「土方さんに命はかけたくないですもん。近藤さんは違いますから~」
「・・・総司・・・てめぇ・・・」
「ははは!僕は嘘がつけないんです!土方さんもよく知ってるでしょう?」
そして、ここから鬼ごっこ・・・いや、般若ごっこが始まるのであった


