「離しなさいっ!!翔一っ!!!」 「はいっ、ごめんなさい……!!」 愛ちゃんの怒鳴り声は 特別効くようだ 「翔一のバカっ!!」 「ごめん…」 俺愛ちゃんには 頭が上がらないんだ 「翔一… 顔上げて?? ちゃんと私の目を見て」 知らぬ間に俺は 俯いていた そっと顔を上げると 優しく微笑む 愛しの愛ちゃんがいた