久しぶりに会うとやっぱり緊張する。
普段あたしは仕事柄、男性と会話したり食事したりなんて慣れっこになっちゃって、なんの抵抗もなく振る舞える。
なのに、ゆうタンとならほんと照れちゃって緊張しちゃう。
しかもゆうタンも自分のことを『気弱なお兄さん』なんて言ってるくらいテレ屋さん。
なんだかぎこちない2人だけど…
でも、ゆうタンとなら遊びに行った現場を楽しむというより、同じ時間を共有出来ることにあたしは幸せを感じてた。
『わぁ、汗びっちょりぃ、もうメイク落ちてきてるぅ』
パタパタパタ…
あたしはなるべくメイクが取れないようにハンドタオルで軽く顔を拭いた。
『もう、いいんじゃない?』
『う~~ん、でもぉ…』
『大丈夫。すっぴんでも可愛いから。』
わはぁ(*^-^*)うれしい♪
『ほら、こっち向いて。』
そう言ってゆうタンがあたしの顔の汗を拭いてくれる。
もうノーメイクでもいいや!
ゆうタンが可愛いって言ってくれるし♪
そんな感じで園内を周遊したりアトラクションを楽しんだ。
『お写真いかがですか?』
振り向くと園内のお客さんを記念撮影してくれるフォトクルーだった。
撮影した写真は帰るときにエントランスのカウンターで購入することができる。
『あ、じゃあ…』
『はい!では、撮りますよ。』
あたしたちははにかんだ笑顔でカメラにほほ笑んだ。
出来あがった写真を見るとゆうタンとあたしの間にはかなり空間があって棒立ちになっていた(笑)
あの時のあたしたち
なんだかお互い照れくさくって
ぴったり寄り添うことできなかったよね(笑)