あたしの肩を抱きよせていた隆司はそのメールを見て


『なんだよこれ??』


隆司は激怒した。



『このメールアドレスってほぼゆうタンに間違いない!!

こんなすぐに誰だかわかるアドレス…
あいつに決まってる!

なんで今更こんな事すんだよ!!』



あたしは複雑だった。


どうしよう……

あたしは隆司を好きだって思ってるはずなのに…

なのにどうしてこんなに胸が痛むの?

あたしは今隆司の彼女なのに…

どうしてゆうタンからのメールに心がときめいてしまうの?



このメールを打ってる時のゆうタンは間違い無くあたしを思い出してくれてる。



ゆうたんの心の片隅にあたしが居るんだ。


あたしの心の片隅にゆうタンが居るのと同じように…