ゆうタンとの別れ、そして離婚。


その後あたしは男性と深く関わる事を避け始めた。


恋愛の美味しい部分だけを楽しむだけ。


誰にも心は開いちゃいけない。
信じちゃいけない。


信じたりしたら…


きっとまた傷付くから。
きっとまた裏切られるから。


そしてあたしは次第に寄ってくる男性の価値を上辺だけで選ぶようになっていった。


お金をもっている、ルックスがいい、あたしの言いなりになる。


だけど少しでも気に入らない部分を見付けたり、意見が食い違う部分があったりすると即座に別れてしまいました。


同時期に何人かの男性と楽なだけの恋愛をし、いらなくなるとアッサリ捨てる。


当時のあたしにとって男とは、使い捨てのライターと同じ価値だったのです。


その中で、一番あたしをお姫さまのように扱った拓也がいた。


拓也の行動であたしは男を使い捨てライターどころか石ころかゴミのようにしか思えなくなっていくのです…