ゆうタンと別れてからも、夫からの暴力は止む事はなかった。



しかし夫は以前よりも増して愛人宅に泊まり込み、家に帰って来ることが少なくなっていたので、口論する事も減り幾分気は楽でした。


籍だけ入ってる仮面夫婦。
離婚は秒読みだ。
あたしは確信していた。


夫は毎晩のように、愛人の働いてるキャバクラに通い全ての収入をつぎ込んでいたようです。


キャバクラで飲んでる最中にあたしに電話をかけてきて


『明日、金取りに行くから用意しとけよ(笑)』


とか、全く意味不明な事言ってきたり
愛人の女の子に電話を変わってみたりもした…


あたしはとっさに、


『もう旦那なんていらないからあんたがもらってあげて~よろしくっ!』


そう言ったりもした。
正に願望でした。



そしてある日、何日も家を空けていた夫が、ポツリと帰ってきたのです。