『でもさぁ…そんな年下で大丈夫?』

『へ?』

『ほら、前の九州の年下くんの事もあるしさぁ。』

『あ…ああ、それなら全然大丈夫だよ。』

『そう?』

『うん、若いけどその点はしっかりしてるの。』

『それならいいんだけどね。』


以前、隆司の事を相談した事もあって美紀はあたしを心配してくれた。

けど、そういう面ではゆうタンは10代の頃から隆司と違って頼もしかった。


決してお金に余裕があるわけじゃないのにデート代は率先して支払ってくれる。

だからあたしも

『今回ここはあたしが出すよ。』

って、快く支払いができる。



『俺は男だから』


いつもそう言って若いなりに強さを見せてくれる。

12歳年下でもちゃんと男の人をしてくれるゆうタンが、ホントに頼もしかった。