「トウマからも何か言ってあげてちょうだい」 「え? うーん。まぁ彼女とか居ても勉強と両立できるならそれでいいんじゃない? 兄ちゃんは応援する!」 「えっ――??」 俺の発言に、みんな目が点になっていた。 きっとものすごく予想外だったんだと思う。 心にもない事を言ってみたけど、冗談でも絶対に言わないセリフだったから。