「や、やっぱり雛罌粟さん凄いねぇ、男の人達の視線集中してるよ…」

モデル並みの抜群のスタイルを誇る雛罌粟と並んで歩くのは女として自信を失くすのか、冴子が苦笑いする。

が、当の雛罌粟は自覚なし。

「そうなの…?」

ナチュラルにモデル歩きして男どもを悩殺している奴の言う事か。

まぁ可愛らしい幼い顔立ちに成熟した女性の体つき。

注目を浴びない方がおかしい。

が、自覚がないのは冴子も一緒。

視線の半分は彼女が集めているのを、冴子は分かっていないらしい。