何とか地下闘技場の場所を特定できないものか。

と。

「アングラ掲示板なら幾つかブックマークしてる…」

雛罌粟がスマホを取り出した。

彼女がブラウザを開いてアクセスしたのは、噂話から非合法な話題まで飛び交うアングラ掲示板だった。

スマホを覗き込む耕介達。

根気よく幾つものスレを見ていくうちに。

「これじゃないかしら?」

冴子が指差す。

『ムカツク奴を囲んでボコるスレwww』

そんなタイトルのスレッドがあった。