と。

「まぁ、待てよ」

PMSCsの仲間達を、一人のコントラクターが制した。

彼らPMSCsのリーダーらしい。

彼は省吾に語りかける。

「やるなぁ、アンタ…アンタが撃ったこの男な、ウチのPMSCsじゃ結構腕利きのコントラクターだったんだ。幾つもの戦場を渡り歩いてるし、特殊部隊に所属してた事もある。実戦経験もある。それだけの腕前の奴に気配を悟らせず、この距離まで接近して一発で仕留めるなんざ、なかなか出来る事じゃねぇ」

「……」

無言のまま、省吾はリーダーの話を聞いている。

「どうだアンタ、ウチのPMSCsに入らないか」