「女の子を殺したその手で、何をするか…また無意味に人を殺すのか、悪党だけをぶちのめすのか」

省吾は耕介の傍らを通り過ぎていく。

「何十人と殺した俺でさえ、恥ずかしげもなくこうして生きている…お前はどうする?」

「……」

耕介は何も言わない。

「どう生きて、どう死ぬか。決められるのはお前だけだ」