蓮杖探偵事務所の飄々事件簿

しかし。

「大体こういう手合いは人の少ない所に潜むと予想していたが」

一人の青年が雛罌粟の危機?に割って入る。

「あまりにも予想通りで驚いたな」

「夏彦さん!」

俊平が声を上げる。

「俊平君、大丈夫か。すまない、まさか君らが襲われるとは想像もしていなかった」

パーカーのポケットから拳の保護の為のオープンフィンガーグローブを取り出し、装着する夏彦。

「何だぁ?コイツ」

「まだ連れがいたのかよ」

「正義の味方のつもりですかぁ?」

屈強な男達がにじり寄ってくるが。

「近づくな」

右ストレートを三連発!

夏彦は一瞬にして男達をノックアウトする。

「汗と煙草の臭いが不愉快だ」