「ねぇ、あい」
「なぁに?」
並んで座る圭さんが、手に持っていたマグカップをテーブルの上に置いて、私の方へ体を向けた。
私もそれにつられるように持っていたカップを置いて、圭さんに顔を向ける。
圭さんが思っていたよりもずっと真剣な表情をしているから、鼓動が一つ大きく跳ねた。
「今度、僕のうちに来て」
「・・・あ、うん。ありがとう。遊びに行かせてもらうね」
こんな真剣な顔で呼びかけられたから、もっと違うことなのかと思っていた私は、少し拍子抜けしながらも笑顔で頷いた。
でも圭さんは、それに小さく首を振って。
私は「え?」と首を傾げて圭さんを見つめた。
「遊びにじゃなくて、引っ越してきてほしいんだけど・・・一緒に住まない?」
「へ?・・・・・え、えぇ!?」
圭さんの唐突な言葉に私はびっくりして大きな声を上げてしまった。
きっと間抜けな顔をして、真っ赤になっているだろうけど、それどころじゃなかった。
今、圭さん『一緒に住まない?』って言った?
それはつまり・・・同棲ってこと??
びっくりして真っ赤な顔で固まる私に、圭さんは真剣な表情のまま言葉を続けた。

