翌朝になっても、あいの状態はよくならなかった。
高熱にうなされるあいから片時も離れずに、僕は彼女の枕元で見守るしかできない。
苦しそうに息を乱すあいも。
胸が苦しいのが、意識がないのに胸元を握りしめて顔を歪めるあいも。
痛々しくて、見ているだけしかできない僕は自分の無力さにどうにかなってしまいそうだった。
「圭君、少し休んで。あなたまで倒れてしまうわ」
おばさんが時々そう声をかけてくれるけれど、僕は首を振って絶対にあいのそばを離れなかった。
もう二度と、あいのそばを離れないって心に誓っていたから。
苦しんでいるあいのそばから離れるなんて、できるはずない。
それから数日、あいは目を覚ますことなく、苦しみ続けていた。
ずっとあいのそばを離れようとしない僕に、あいの両親も僕の両親も心配そうにしていたけれど、僕の意志が固いことをわかってくれて、僕の好きにさせてくれていた。
さすがに僕の体力も限界になってきた頃、僕は無意識に眠りに落ちてしまっていた。

