巡り愛



「・・・・・」


僕の話を聞いているあいはずっと黙ったまま、真剣な顔をしていた。


こんな話を聞かされて、怒っているのか。


それとも・・・彼女も何か感じることがあるのか。


僕は不安に思いながら、言葉を重ねた。


「僕の中にはずっとキミがいたんだよ。キミと過ごした日々は今もここに残っていて、鮮明に思い出せる・・・こんなこと言って、変に思うかもしれないけど・・・僕にとってはすべてが真実だと感じるんだ」



「・・・・・」