魔法のキス


病院へ着き病室に入ると、今日は雄馬のお父さんは起きていた。
私はお母さんにお花を渡した。


「このお花、プリザーブドフラワーなので、お水いらないから病室に置いて下さい」


「ありがとう朋花ちゃん」


「おじさん、気分はどうですか?朋花です」


私は、雄馬のお父さんのベッドのそばまで行き、お父さんの手を握った。


「朋花ちゃん……」


「おじさん。私もこっちに帰ってきますよ。一緒にリハビリ頑張りましょうね」


私は、休みの3日間を雄馬と共に、病院や雄馬の家を行ったり来たりして過ごした。


20日の夕方、空港まで雄馬に送ってもらった。


「雄馬、約束しよ。私たちは何があっても絶対に離れないってことを」


「うん。約束するよ。俺は何があっても朋花を幸せにする」


「じゃあ、キスして。魔法のキスをちょうだい」


「なんだ?魔法のキスって」


「いいからキスして。誓いのキスよ」


私たちは空港内でキスをした。