「たぶん介護サービスも利用するけど、俺がいたとしても、寝たきりの親の介護は難しいだろうな。施設に入れることも考えておかないと駄目だと思うよ」
「おじさんを施設に?そんなの嫌だ……」
私が嫌だと言っても、現実問題そんなことを言ってられない状態なのかもしれないが。
「家で24時間介護なんかできないだろ。そうするしか方法がないかもしれないよ」
辛くて悲しいのは雄馬の方なのだ。
「俺たちはさ、俺たちの結婚のことを考えないといけないだろ。結婚して子供もできたら、介護なんてできないんだよ」
私は雄馬に抱きついて泣いた。
「子供はまだ先でいいじゃん。とにかくおじさんのこと、やれることはやりたいじゃない?施設のことは急がなくても」
「すぐに探して予約しないと、何十人も待ってるんだよ。施設ってところは」

