魔法のキス



「そうだな。お前の一番欲しいものを贈るよ」

「えっ?ほんとに?私の一番欲しいものってなんだろ」

「オレだろが!」

「オレ?雄馬を宅配便で送ってくれるの?あはは」

「マジで言ってんだよ。23日そっちに行くからな」

「へ?マジ?仕事だよ……」

「夜ならいいんだろ?お前のマンションに行くよ」

「うち来るの?ヤバイよ〜!」


その手があったか。
まぁ、考えてなかったわけではなかったんだけど……。


なんとなく避けてた。
だって、うちに来るイコールエッチするってことでしょ?


でも会いたい!
会わなきゃダメだ!