魔法のキス


母とは東京でいつもこんな感じでランチをしたり、泊まりで来た時には夜も何万円もするステーキなどを、食べさせられていた。


だから昨日は、気楽に行ける普通のお店を探し回ったのだ。


なんだか母は、私を一人前の女性にする事に燃えてきているようだ。
まったく迷惑な話である。


でも将来、やはり必要になるのかもしれない……。


……?


いやいや、私は雄馬のお嫁さんになれればそれでいいのだ!