あの日の夜、帰ってきてからずっと電話で話していたのよ。 夜遅くなると、電話代がかかるけど、そんな事、恋人達には関係ない事よね。 電話を切ってもメールしたりして、もうラブラブ。 楽しくて仕方ないわ。 電話中も悲しくなって泣いたりした。 でも、雄馬は優しく「泣くな」って。 「絶対に大丈夫だから」 って言ってくれたの。 「もう絶対に離れる事はないから」 って。 この言葉で私は東京で頑張れると思った。 頑張らなきゃって思ったの。