魔法のキス


「突然来た私が悪いんです。それじゃ、おじさん無理しないでくださいね」


「ご飯食べて。たくさん作ったから」


「でも……」


「食べて帰れよ。俺が後で送ってやるから」


雄馬がそう言ってくれたので、甘えることにした。


「ありがとうございます」


おばさんの手料理をみんなで食べた。
いいな〜こんな家族団欒って。


グスン……。
あれ、なんか涙が……。


「朋花ちゃんどうしたの?なんか嫌いな物があった?」


「違います。うちはこんな団欒とかなくて、いつもひとりでご飯食べてたから。こういうのいいなって思って」


「朋花ちゃんのところは忙しいからね。たまにはうちでご飯食べたら?」


「ありがとうございます」


もう来ることはないけど……。