魔法のキス


9時になったので、パーティーはお開きとなった。


9時から深夜までは、他のお客さんも入ってくるのだ。


ララカ会のヤマさんと、その子分は残るみたいだ。


「雄馬、私は帰るから。夜は危ないから家まで送って」


これが私の作戦だ。


「は?なんで俺が送るわけ?誰も襲わないから大丈夫だよ」


「お願い!」


絶対にそうしてもらわないと困るのよ!


「じゃあ、マコちゃんも一緒に」


「ダメよ。マコちゃんには家を知られたくないから」


「しょうがね〜な〜もう」