愛を囁いてもいいですか。




そうよ!

明日は、会社のバスケ部の新人戦があるのよ!


「待ってよ、お母さん。知ってるでしょ?私、明日試合なの。だから…」

『試合は午後からでしょ?大丈夫よ、お見合いは午前中だから。』


なっ…なぬっ⁉

恐るべし、母の力。

何が何でも、私をお見合いさせたいらしい。


「…分かったよ、負けました。」

『ならっ…!』

「やってやろうじゃない、お見合い!」

『美紗子ーっ!えらいわ、さすが私の娘っ‼』


ふんっ

何よ。

お見合いなんて…すぐにおわらせてやるっ!


感極まって飛び付いてきた母を除けながら、私は明日の運命を天に託したのだった。


お願い、神様…。

どうかこの縁談話…こじらせないでください!