「准、」
『!』
「もう敬語なんて使わないから機嫌治して?」
私がそう言うと、なぜかみるみるうちに顔を真っ赤にさせた准。
え、
今のどこら辺に赤面する要素があった!?
『あーもう、本当に美沙子には敵わないな…。』
「え、ちょっと、准…?」
またもや准に抱きしめられる。
一応、ここ外なんだけどっ!?
「准、恥ずかしいし、ここ外…、」
『分かってる。次、君に会うまでの充電くらい、いいだろ?』
直接耳に流れてくる声が妙に心地良い。
恥ずかしいはずなのに、ちょっとだけならいいかと想ってしまう。
『これ以上はダメだね。』
「え?」
すると、突然離れた准はこう言った。
『これ以上すると、このまま君を連れ去りたくなるから。』
――もう、こっちだって准には敵わないと思った。
この時、ちょっとでももう少し准と一緒にいたいと思ってしまった私。
少し――いや、だいぶキザな准にハマってしまう日は意外と近いかも…?

